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傾斜地のメリットとデメリット、そして建築費用に及ぼす影響を考えてみましょう。
傾斜地は一般に眺めが良い
(傾斜地で眺めが悪い場合もまれにありますが)
傾斜地は判断が難しい
実際の傾斜地は、単純な形状ではなく、素人には角度の判 断が難しいのです。 木がうっそうと生えているような場所や、起伏がある場合では、より難しくなります。
傾斜地は相対的に地価が安い
急傾斜地は工事が大変だというので売りずらく、通常平坦 な区画より相対的に安く設定しています。
傾斜地は平坦地よりも建設工事に費用が掛かる
土地は安いが、それ以上に工事費がかかったら?
全体のバランスを考えましょう。
傾斜地の場合は、建築コストを考える上で考慮すべき要素が多く、判断は難しいので、建築経験が豊富なメーカーや建築家などの専門家に見てもらうと良いでしょう。平らな場所でないだけに、家を建築するにあたり、やはり安全性は充分に確保したいものです。
ここでは傾斜地に家を建てる上でのポイントや注意点を説明します。住み始めて後悔することのないように、計画を立てましょう。
傾斜地や斜面の土地活用には、安全対策や費用の面での注意点が存在します。しかし、これらの問題をひとつひとつクリアすることで、一般的な土地のように活用できる土地になる可能性も十分にあり得ます。
傾斜地を敷地選びの候補にされているか場合。ここで
傾斜地の長所(メリット)と短所(デメリット)を比較してみます。
このほか、傾斜地にも設置しやすいウッドデッキを、リビングの延長として設計している間取りの実例もあります。ウッドデッキのサイズや形はいろいろな選択肢があるので、日照条件や風あたりを考慮してプランを検討しましょう。
3・傾斜地は、夜景が楽しめることが多く、夏には花火が見 えるなど家からの景色が良いく、お金では買えない感動 を得ることができます。
4・傾斜地の上のほうにある場合、隣の家から見られること が少ない。
5・地下室、半地下室を造ることで延床面積を広げることが 可能です。
6・採光と通風を確保しやすい
傾斜地に家を建てる場合、周辺に同じ高さの建物が建つ可能性が低いことから、各部屋について、採光と通風を確保しやすい。
このほか、傾斜地にも設置しやすいウッドデッキを、リビングの延長として設計している間取りの実例もあります。ウッドデッキのサイズや形はいろいろあるので、日照条件や風あたりを考慮してプランを検討しましょう。
傾斜地であるがゆえに気になる点もあります。その主な点は
1・地盤が悪い場合は地盤改良が必要になのは平坦地も同じですが、傾斜地の場合は、さらに 地震や雨によ る土の流れに対する備えが必要になります。
2・基礎に費用がかかります。傾斜にもよりますが擁壁(ようへき)が必要になることもありますし、
地震に耐え られるように擁壁を作る必要があります。
3・一般に平坦地に比べ工事費が掛かかります。
仮設足場の料が増える、基礎工事の費用やする人の人工数が増えるなどなど。
4・庭園や野菜畑な庭での作業がしずらくなります。(見方を変えれば足腰の鍛錬になり長所になります)
住宅の敷地が道路より高い場合。
住宅の敷地が前にある道路より高くなっている場合、その高低差を利用し、住宅の下の土地に埋め込むような形で駐車場を作ることができます。
このような駐車場は「掘り込み車庫」と呼ばれています。掘り込み車庫の多くは、住宅の下の土地を掘り、コンクリートやブロックなどで固め天井や床、壁を作って車庫にしたものです。地盤がしっかりした傾斜地で、道路と敷地の高低差が2メートル以上あると作りやすいでしょう。
住宅の敷地が道路より低い場合は、敷地から上部に伸びる骨組みを組んで高低差をなくし、道路とフラットな状態の駐車場をつくる方法があります。このような駐車場は「架台(がだい)車庫」といいます。駐車スペースとなる部分には、骨組みの上にコンクリートを打つことで、通常の駐車場と同じような使い方ができます。この場合、住宅の間取りを上下逆転させて玄関を2階に設ける設計にすると、外とのつながりがスムーズになる場合があります。
車庫と地下室の両方を作った例
左の図面は地下の部分全体を有効に使い、車庫と地下室を並存させた例です。
図面向かってみぎがわは車2台が入る車庫で、左側は地下室(物置)が3部屋あります。
、 石油が貯蔵出来るようになっています。倉庫(図左上)
地盤調査にかかる費用
どのような地盤調査をすればよいかは専門家とよく相談しましょう。
地盤の状態によっては、その後の地盤改良に多額の費用を要するケースもあります。傾斜地での家づくりは、土地代に加え、地盤改良や斜面に対応できる形状の基礎工事といった建築費用も含め、総合的な費用で検討することをおすすめします。
・コストが割高なのは基礎工事だけではないですが、やはり一番影響が多きくコストに影響する部分です。
・傾斜が急になるほど基礎は大掛かりになり、工事自体 も手間や費用がかかります。
参考ですが、傾斜角10度までの緩斜面で基礎工事費が平坦地の3〜5割増し、20度以上の急傾斜地では2 倍以上になります。寒冷地では基礎を深く掘るという別な要素も関係し、より高くなります。
・凍結深度の問題
土地の標高や寒冷地の場合凍結深度という問題を考える必要があります。
平坦地と違い深くまで掘り下げないといけない。その分基礎は高く(深く)なります。
下の写真は 道路から下がっている比較的緩い傾斜地の例。
同じ基礎を道路側から見た写真(左)と下から見た写真(右)
標高が1600を超え、凍結深度を1mとったので緩傾斜のわりに、落差の大きい基礎になりました
。
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斜度だけではない 地形の複雑さ
○斜度だけではない 複雑な地形
一枚の板を斜めにしたような単純な地形なら良いので すが斜度が違い、起伏の多い地形は判断が難しく、 家 をどこに建てるかにより、大きく違う場合があります。
○すり鉢状の区画や川の流れる区画は地下に水がたまりやすく、基礎を高くしたり、排水溝を埋設する工事が必要な場合があり、全体的には平坦なのだが、思わぬコストが掛かることあります。
同じ傾斜であっても広さが影響する
○狭い傾斜地は基礎工事費が膨らむ可能性が大きい。
距離があれば、斜面をならして土壌を安定させられるますが、狭くて隣接区画との境界線までの、距離がとれないとコンクリートなどで土留めの擁壁をつくる工事が必要になることがあります。
又狭くはないですが、出来るだけ隣地に寄せて建てたい場合、擁壁を設けざるを得ない場合があります。
同じ面積でも家の形により施工費、特に基礎の価格が違う
傾斜地を活かした住まい
・傾斜地の高低差を活かし、例えば中庭で繋がる、スキップフロアの住まいがその一つです。傾斜地を活かして、2階建ての棟と、平屋の棟をスキップフロアで自然に連結しています。
・家のプラン、形により変わる
同じ建築面積でもプランにより大きく違う場合があります。
例えば、基礎の長辺を斜面に対して平行に建てる場合は、直角に建てるよりも基礎工事費は少ない。(建物の高低差が大きいほど高くなります。)
※下の写真は小諸の急傾斜地に建てた例。
傾斜に対するして横長になるようプランしています。
これが逆の場合、高低差は大きくなり、基礎の費用は大幅に増えることになります。
施工例 35 傾斜地に建てた例
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・一般的に傾斜地の土地では道路のカーブが多くまた急になります。その結果大型のトラックやクレーンが通れず建築現場に直接搬入できない場合が多く、一旦近くの場所で荷物を下し小型のトラックに積み替えてピスト ン輸送するなど、素人では予想出来ない費用が発生する場合があります。
・ 土地を借りる費用、トラック、クレーンが荷下ろし地、現場の二箇所必要になり、人手も増え、その結果増える費用は馬鹿になりません。
敷地が広く、建てる場所が奥にある場合、伐採や道路を通す場合があります。その費用が時には数百万になることもあります。
※上の写真は道路から建築現場までの道路を作っている所です。敷地内の道路は100m近くになりました。
建築例11
広い場所を借り、一旦コンテナから荷物を下し、小型のトラックでピストン輸送する。 |
建築現場にクレーンで吊り荷をおろす。 |
擁壁(ようへき)とは、コンクリートブロックや石などを利用して作った壁のことです。道路と敷地に高低差がある場合、高さを合わせるために作られます。
すでにその土地に擁壁が作られている場合は、基礎工事を始める前に亀裂の有無や劣化していないかどうかを確認する必要があります。擁壁が劣化している場合、何らかの原因で一部が突然倒壊してしまう恐れがあります。
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