平坦地 238
ガーデニングを楽しむには平坦地が有利
緑に囲まれた落ち着いた雰囲気も期待できる
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平坦地と傾斜地のメリットとデメリットはひっくり返して考えるとよい。平坦地のメリットは傾斜地のデメリットであり、傾斜地のメリットは平坦地のデメリットとなる。
平坦地を好む人が多い。
が 、変化に乏しく、眺望もなく別荘地としての面白みに欠けるという人もいる。
目的やライフスタイルによっても見方、考え方は違ってくる
最近の傾向として、「何年かは別荘地として使い、定年後に永住」という方が増えている。
その場合は長いスパンで考える必要がある。
元気な間は良いが、10年、20年と過ぎ、いざ永住というときには確実に体力が衰えていく。
ここでは平坦地であることの一般的なメリットを述べてみよう
(平坦地に肩入れしているわけではない。念のため)
1.平坦地のメリット @
傾斜地より建築が楽
傾斜地に比べて、平坦地は建築がしやすい。
工事自体も進めやすく、多かれ少なかれ工事期間も短くなる。
傾斜地なら工事費を考えてベランダやウッドデッキの面積を制限しがちだが、
平坦地の場合は相対的にコストを安く出来る。
傾斜地より工事費が安くなる
工事がしやすいと結果的には工事費がダウンするが
他にも工事費の掛からない理由がいくつかある
トラックやクレーンを建築現場のすぐ横まで接近させられるケースがより多く 、
現場への資材の搬入が楽
になる。(ただし道路状況にもよる)
クレーンが必要な場合は @〜C それぞれの位置関係などをみて有利な場所を選べる
@トラック(コンテナー)
A部材を下ろす場所
Bクレーンの設置位置
C建築予定地
プランの自由度が高い
傾斜地ではプランの限定が多くなるが、平坦地は自由度が高くなる。道路との関係・玄関までのアプローチ・車を置く場所・・・などなど
傾斜地で奥行きが長い地形の場合、クレーンの届く範囲などによって建てる場所が制限される。
↓写真下 ガーデニングを楽しむには平坦地が有利
生活しやすい
駐車場から玄関まで長い階段を上がる苦労がない。傾斜地だと外に出るのが億劫になりがち。
但し敷地が道路から下にある場合、プラン上二階から入るなどの工夫をすることで、カバーできる
場合もある。→
急斜面に建てたログハウスの社員寮
平坦地のほうが行動的な楽しみがしやすい。
道路から玄関までのアプローチが楽、車を横付けできる。
買い物の運搬が楽
(斜の度合いにもよるが傾斜地でも家の近くまで道路を作れるケースもある)
敷地内の行動がしやすく 生活に便利
ガーデニングを楽しんだり、畑を作ることも出来る
2.平坦地のデメリットをメリットに考える
平坦地のデメリットといわれることも、果たしてそうだろうか
考え方を一寸変えてみよう
景色 開放感
遠くの山並みや海の眺めを楽しむことは難しいが、
すばらしい景観も慣れると感激は薄れ当たり前になってしまう。
一寸足を伸ばすと別荘地の中に、展望台や広場に、幹線道路などに
見晴らしのいい場所はいくらでもある。
「時々見るからこそすばらしい景観も感激をもって眺められる」 ともいえる。
森の中の落ち着いた雰囲気は魅力。
森や紅葉を楽しむ葉、落ち着いた雰囲気を愉 しむのも平坦地のよさ。
ガーデニングや家庭菜園を楽しむにも適して
いる。
傾斜地は(場所にもよるが)風をダイレクトに受け ることがある。平坦地は森や木に守られやすい。
落ち着いた雰囲気と庭の使いやすさが平坦地
の魅力
3.平坦地と傾斜地の比較
平坦地VS傾斜地と土地を単純化して比較しているが、実際にはそれほど単純ではない。あくまで一般論。
完全な平坦地ではなくても、別荘を建築するのに必用な広さの平坦な部分を含む傾斜地もある。
見晴らしのすばらしい平坦地もある。景観の全くない傾斜地も多い。
土地の判断は、大変難しい。色々な土地を見て、自分なりにプランをしてみたりして、見る目と、判断力を養うと良い。
見晴らしの良い平坦地の例
都内の分譲地の例
下は都内の分譲地の例。100mほど離れた近い位置にあるが一方は平坦、一方は傾斜地である
下は傾斜地を宅地造成した例 平坦地を分割した土地の例
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