屋根材
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屋根材

屋根材に何を使うかは、デザイン上建物外観を決定する大きな要素の一つであると同時に、機能上も最も大切な部分である。金属屋根、瓦、スレート・・・と屋根材の種類を、実際の建築例をもとに説明しよう。屋根材として取り上げられることの少ないシダーシェイクについても触れてみたい。
<p>屋根材を決めるに際して建築する場所の状況も判断材料に入れよう。
  まず気候の問題。南国の場合はその心配はいらないが、雪が降り積る北国の場合は金属の屋根材など雪が滑り易い屋根材を選び、瓦屋根など摩擦抵抗の大きいものは避けたい。周囲に落葉樹の多い別荘などの場合、葉が降り積もることも考えないといけない。枯葉が降り積もり、抛っておくと腐食の原因になり易い。
<p> また屋根の勾配も関係する。滑り易い金属の屋根は3/10(水平方向に10 垂直方向に3)あるいはそれ以下の緩い勾配でも可能だが瓦屋根は4/10以上の勾配にしなくてはならない。(詳しいことは屋根工事で触れる)これは建物の外観的なデザインにも関係してくる。

。ここでは実際に家の使用した屋根材の例を説明しよう
屋根工事

01地鎮祭 02仮設工事  03基礎工事  04-1躯体ツーバイフォー工法 


屋根材の種類

金属屋根(ガルバリウム屋根など)

ガルバリウム鋼板とは(略してガルバ)

金属屋根はもっとも軽量でアールを含めてもっとも自由な形状に屋根を造ることが出来る。 材料そのものに断熱性能がないので屋根の下の断熱対策は必要、雨音などの防音も考えておく必要がある

また、耐候性の悪い材料などは数年に一度といった塗り替えも必要なので、価格だけにとらわれず、メンテ費用も考えた材料選択をしたい。

最近では超耐候性鋼板のガリバリウム鋼板などを使った屋根が多く使われている。 ここでは金属屋根の中でも優れた品質のガルバリウム鋼板を取り上げてみよう。

右上:千葉で建築した住宅の屋根材。リビングの上が六角形の屋根になっている。

ガルバリウム鋼板。そのメリット

 ガルバリウム鋼板とは耐久性に優れた鋼板、高品質の屋根材。鉄板を基材としてアルミニウム、亜鉛、シリコンからなるメッキ層を持つ溶融アルミニウム-亜鉛合金メッキ鋼板を総じてガルバリウム鋼板という。1972年にアメリカで開発された新しい金属素材。最近ではガルバリウム鋼板を屋根材や外壁材として利用される住宅が増えてきている。
ガルバリウム鋼板は、強度的にも一般的な鋼材に比べて丈夫な素材、地震などの災害時で何らかの被害があった場合でも壊れにくい、割れにくいといった特徴がある。

 

屋根材 スレート屋根

  

「カラーベスト」「コロニアル」といった商品名のほうが、わかりやすくなじみやすい。彩色石綿セメント板という薄いスレートの屋根材。もちろん天然のスレートを使った屋根材もあるが割合としては少ない

また価格的にもやや割高となる。
右:天然スレートの屋根材

価格 材料の厚み、デザインなどから、値段はピンキリ。安いもので3,000円/m2から、高いものだと10,000円/m2近くになってしまう。また、天然スレート以外は屋根材の表面を着色している材料が多いでので色落ちがあり、表面だけを塗り直す必要がある

コロニアル:屋根葺き材で、薄い人工の化粧スレート板。
カラーベストは、石綿とセメント・珪砂を混和した石綿系の人造スレート

屋根材 瓦

 

瓦屋根の長い歴史

 日本瓦、洋瓦とに大きく分かれ、形状も様々。材料自体が重いので金属板、スレート屋根に比べ耐震性上も強いものが要求される。一度葺いてしまえば、焼き物なので長期にわたって劣化や退色がほとんどなくメンテナンス不要なほどの耐久性がある。

粘土を原料とした粘土瓦が古くからある瓦の原料。粘土を成形し、乾燥後にゆう薬を塗り高温の窯で長時間焼成して製造される。

世界最古の木造建築が1400年余りも立ち続けている最大の要因は屋根瓦にあると言える。約80年〜100年で屋根替工事、250年〜300年で解体修理工事といった繰り返しで今日まで続いている。瓦屋根地震や台風、その他の自然災害にも耐えてきた実績がある屋根材である。

瓦屋根のメリット・デメリット

1瓦自体が丈夫である
2 メンテナンスがしやすい
3 屋根(野地)との間にできた空間により瓦が最高の断熱材となり、建物に余裕を与え、建物自体を呼吸させることも長持ちの要因。
4 他の屋根材に比べ比較的価格が高い。が近年瓦屋根の良さがみなおされ比較的安価な瓦も出ている.。
5 他の屋根材に比べ重量があるので、その分構造的に強固な家にする必要がある。
6 瓦屋根は金属製の材料にはない暖かみがあり、外観的にも重厚感がある

7 現在問題になっている酸性雨にも強い。

瓦屋根のメンテナンス

 

瓦が割れて水が入る場所があると、雨が降る度にそこから水が入り、徐々に下地にしみ込んでいき他の屋根のカ所に広がり、野地が腐りかけた頃、天井まで水が回ってきて初めて気が付く場合が多い。

建物の重要な部分でありながらなかなか気付かないのが屋根の故障。野地を直したり、時には垂木まで直すことになり、非常に大がかりな工事になってしまう。

部分修理が簡単にできるのが瓦のメリットのひとつ。出来れば2〜3年に一度点検するのを勧める。割れている瓦を取り替えたり、木の葉や小枝が引っかかっていたりするのを、掃除するだけで、雨漏りを、未然に防ぐことができる。手入れさえしていれば瓦屋根ほど長持ちする屋根材は少ない。

屋根材シダーシェイク シダーシングル

 

レッドシダー製の屋根材とは

輪切りの丸太をアックス又はシダーシェイク用の簡単な装置)で機械手割したの物をシダーシェイク、機械加工のものをシダーシングルという。カナダアメリカではログハウスの屋根材として使用されることが多い。

 

残念ながら価格もかなり割高になり、葺ける職人も少なく日本ではあまり馴染みのない商品だが、カナダ、アメリカではポピュラーな屋根材。
  レッドシダー 

シダー屋根材の特徴

   <p> 1 木材は遮熱性に優れてるため、屋根材として屋外への放熱を防ぐ働きにより、このヒートアイランド現象を抑える効果がある。
2 優れた熱伝導性能による断熱性は、屋内においてもエアコンなどの冷暖房機器の省エネ対策にも有効。
3 外観的な魅力:雰囲気的にはログハウスの自然な味わいとこれほど似つかわしい屋根材はない。
4 価格的にはかなり割高となる
5 建築基準法をクリアするのが難しい
6 シダーを扱うメーカーが少なく、また葺ける職人の非常に少ない

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