一目で気に入ったプラン
要望にしっかりと応えたプランで
満足のいくシダーハウスが完成
6つの要望を提出した鈴木さん。その要望に応えるフロンティアワールド。
キャンベルシダーハウス生みの親エド・キャンベルも参加して、家造りは一気に加速していく……。
設計するにあたって、鈴木夫妻がフロンティアワールドに出した要望は、以下のようなものであった。
- 敷地内のできるだけ高い場所に、可能な限り建物を高く(景色をよくするため)
- 遊びの精神にあふれていること
- 変化に富んだ、おもしろいプラン
- 開放感にあふれた家にしたい。具体的には窓を大きく、そしてあまり細かく仕切らない
- サウナが欲しい
- 可能ならば、らせん階段を設けたい
「たくさんの要望にもかかわらず、すぐにユニークなおもしろいプランを持ってきてくれました。家内も私も一目でそのプランが気に入り(もちろん細かいところの修正はいろいろありましたが)、このプランでいこうということになりました」
プランが決まり、カナダでの製作が始まった。洗面化粧台や食器棚、浴室の収納、要望の中にあったサウナも、すべてシダー製。躯体は完全に工場でパネル化し、塗装を施したシダーのサイディングを張り、窓や扉もセットする。できるだけ工場で仕上げ、現地での施工時間を極力短縮しようというのが、フロンティアワールドの基本方針。そして、できあがった材料は、2本のコンテナで日本に輸送された。
カナダでパネルを作る(右写真) |
「建て方にはエドも来てくれたのがうれしかったですね。カナダでかなりのところまで作ってきているので、みるみるうちに立ち上がっていく。見ているのが楽しく、わくわくしました。
丸太の棟が上がり、建て方が完了した瞬間は感激です。エドと固い握手を交わしました。リビングには太い丸太が大黒柱として立っているのですが、両腕で抱いてその太さを実感しました。これは完成したあとの話ですが、子どもたちは別荘に入ると真っ先にこの丸太に抱きつくのが、今でも習慣になっています」
2階のパネルを組む。
リビングの中心に大黒柱、梁そしてらせん階段が組まれた(左写真) 外壁完成、棟木が無事上がった(中央写真) 棟木が上がったあと、エドと鈴木さんは固く握手を交わした(右写真) |
居間の柱・梁とらせん階段
「完成したあと、家族全員本当に気に入って、よく利用しました。とくに気に入っているのが2階です。家にいるときは、大半の時間をここで過ごします。2階はかなり高いですから、木々の幹ではなく、目線の先に枝や葉が見える。家の中にいても、自然に抱かれているようなフィーリングです。これが本当にすばらしい。葉が落ちると河口湖がよく見えるんですね。長い時間外を眺めていても飽きることがない。本当によいプランだったなと思います。
子どもたちも、いきいきと飛びまわり、思う存分わんぱくぶりを発揮しています。この区画は初期の頃に開発された地域で、道路が舗装されていない。それがかえってワイルドで自然な感じでいいんです。
そうそう、完成して2〜3年後だったでしょうか、エドが娘のブレンダさんを連れて訪問してくれたのもうれしかったですね」
居間にかかる梁は、わんぱくな長男のお気に入り(左写真) エドのスタッフであるビル・ワイヤットが、扉に彫刻をプレゼント(中央写真) 左から鈴木夫妻、エド、ブレンダ、三浦(右写真) |
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