ログハウス作りの道具
第三回はログハウスつくりの「道具」の種類と使いかたを説明したい・・
ハンドクラフトのログハウス作りの主役はチェーンソーとスクライバーである。
プロのログビルダーに憧れる人が真っ先に思い浮かべるはログシェル(丸太で組んだの壁)の上にまたがり、チェーンソーを自在に操るビルダーに違いない。
しかし勿論チェーンソーだけでログハウスが出来上がるわけではない。ノミ、ハンマー、曲尺、カナヅチなどなど・・手道具の使い方にも習熟したい。また自動カンナ、自動溝掘りなどの電動工具も使いこなしたい。手作業と電動工具をうまく使い分けて仕事の効率を上げたい。
「ログハウス技術専門書「ログハウス専科」より
(三浦亮三郎 著 山と渓谷社 発行)
現在書店では売られていないが。 アマゾン(amazon)で購入できる
ログハウス専科―丸太小屋づくりの実践マニュアル (WOODY LIFE選書) [単行本] 三浦 亮三郎 (著)
1.ログハウス専科 グラビア
2.木の仕組み
3.ログハウスの道具
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雑誌18 「ログハウス専科」 03
関連ページ
1.ログハウスづくりに必要な道具
ログハウス作りに欠かせない道具 |
ハンドクラフトのログハウス作りの、道具としてのチェーンソーとスクライバーの重要性はいうまでもない。
現代の高品質のログハウスづくりを可能にしたのは、この二つの道具の出現とその改良によるところが大きい。 これから多くの素晴らしい作品が生まれてくることと思うが、そのためにはログハウスの特徴と魅力を十分に理解し、 豊かな感性と創造力を持った設計士、それに大工、設備その他の部門ンお人たちの協力体制ももちろん必要だが 、何と言ってもログの加工技術が大きなファクターとなる。
その主役とも言うべきチェーンソー | スクライバー |
熟練した高度な技術を有するログビルダーの存在があってこそ、素晴らしい設計も生きてくる。そういう意味で、レベルの高いログハウス技術が日本に徐々に育てきつつあることは非常に心強い。ビルダーを目指すひとたちには、ログの加工技術だけではなく広く建築一般の知識や技術を身につけてほしい。
曲尺を使いこなすのも大事は技術 |
2.ログの必需品チェーンソー
遊びの要素とチェーンソー
ログハウスを造るうえでチェーンソー技術の占める割合は非常に大きい。ログハウスは遊びの要素の大きい建物であり、その遊びの部分を実現するために高度なチェーンソーの技術が必要となる。技術があって初めて面白い、複雑なデザインのログハウスづくりが可能になる。
ただしあまりにチェーンソーワークにこだわるのも考えものだ。。チェーンソーは長所とともにその欠点や限界も知ったうえで使いこなしてほしい。特に精度の高い作業の場合には限界があるので、他の大工道具や、電動工具とうまく組み合わせることである。
チェーンソーならではの技術 写真右: 木の表面に彫刻を施すダンミルン 写真下左: 丸太に墨付(チョークライン)し 写真下右: ラインに沿って丸太を半割りにする 製材工場でやるような仕事もチェーンソー があれば現場での半割り加工も出来る |
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3.チェーンソーの特徴
あらためてをチェーンソーの特徴述べると1 非常にパワーのあるので作業が早い
2 扱いを誤ると非常に危険な道具である。
3 電動工具と違ってコードが不必要なのでどこでも作業が出来る(ガソリンを使用する場合)
4 非常に困難な電動工具では不可能な作業が出来る
5 仕上げの面が粗いので精度を要求される作業には向かない。
あるいはチェーンソーワークの後 電動工具による仕上が必用になる。
ログエンドのカーブカット チェーンソーならではの作業 |
電動工具でホゾ穴を掘る |
チェーンソーの欠点は電動工具の長所であり、電動工具の欠点はチェーンソーの長所となる。
ラフな仕上げまでは効率よくパワーのあるチェーンソーを使い、仕上げにノミやカンナなどの大工道具や電動工具を使うというように、両方の長所を組み合わせることを考えよう。
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