バリアフリーの別荘

蓼科の施工事例集

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建築例34 バリアフリーの別荘

身障者ようのアプローチ


施行例 43 三階建ての別荘

間取り集 D 050 階段昇降機
バリアフリーの住宅 D-051

家つくりストーリー 第二話1
家つくりストーリー 第二話2
家つくりストーリー 第二話3
家つくりストーリー 第二話4

 別荘のバリアフリーを考えたのは思いがけず身体が不自由になってからである。神経系統の難病で体が動かなくなり、いずれ寝たきりになるという。ホーキング博士と同じ病気である。

 別荘を建てた当時は既にこの病気にかかっていたようだがまだ初期の段階で別荘を使用する上の問題はなかった。その後病気の進行が進み別荘の 使用が厳しくなった。しかしこの別荘を大変気に入っていたので、何とか別荘をバリアフリーに改造出来ないかと相談を受けた。

 
  



1 別荘のバリアフリー改造作戦

  別荘のバリアフリー改造大作戦が始まった。
階段昇降機を取り付けて建物内部の登り下りをまず楽になった。建物内部はバリアフリーに改造出来た。しかし問題は家に入るまで。 道路から玄関まで落差が15mほどある・・・・アプローチを何とかバリアフリーに出来ないか。
 

1-1 道路との落差の問題

道路から別荘外観
 70段の階段問題は道路から玄関まで70段ほどの階段を登らなくてはならないということ。元気なときは何でもなかったのが、この病気の身には大変な苦労になる。(右写真)
実は建物の背後に別の道路が通っていて、玄関よりも高い位置になるが、うまく活用できそうだった。
裏から入り二階の壁を開けて扉を取り付けられれば問題は解決しそう。。 実際に測量してみると隣の土地が手にはいれば可能だということが分かった
しかし、Sさんの敷地はこの道路に接しておらず、利用できない。Sさんの隣地(100坪)はその道路に面しているので、もし隣の土地が手に入れば……。

そのためには隣の敷地を買い取らなくてはならない。この土地が手に入るかどうかがカギを握っていた。
幸い土地のオーナーは別荘を建てる意志は全くない。
 別荘地の営業を通して交渉、半年かけて比較的安価に手に入れることが出来た。

◆ 写真右上: 奥に見えるのが別荘。道路から入口まで15メートルの落差がある。 バリアフリー状態にするまではここを足で登っていかなくてはならかった。

1-2 別荘のバリアフリー作戦手順

  1. バリアフリー改造の難題は15mの落差
  2. 入り口とは反対側アプローチを設けた
  3. バリアフリーにするため新敷地にベランダ を設けた
  4. ベランダから回廊を渡り入り口までで車椅子で直通できる
  5. 二階の壁をくりぬき、新たに入り口を設けた
  6. 階段にレールを取り付け、一階から三階まで昇降機で 登り下り出来る。
  7. 浴室もバリアフリーにして、昇降機で浴槽に入れるように
  8. 寝室の洗面台も座ったまま使えるよう改造

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1-3 バリアフリー改造のための計画図

◆図下 別荘バリアフリー改造計画 全体図


  左半分四角い部分が新たに購入した土地 配置図
土地の買収交渉から始まり→正式に測量→全体プラン作成→細部のプラン→そして施工
  計画が始まって別荘のバリアフリー改造工事完成まで、1年くらいかけ希望通り完成。
 S夫人の感想「まるで夢のよう!」

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2バリアフリー改装後の別荘(図面と写真)


1階平面図(左上が玄関)
蓼科のログハウス プラン 

■二階平面図
2寝室、トイレ、 階段下を利用のクローゼット
図面上側に新しい扉を取り付けた

1階から2階 2階から3階へと階段昇降機を設けた
蓼科のログハウス プラン 

■三階平面図
(リビング、台所、バルコニー)
蓼科のログハウス プラン 



図面上の番号、または下の画像をクリックすると拡大表示されます。

道路から見る外観

裏の道路から


デッキと外観

廊下と玄関


玄関

浴室


洗面脱衣室

2階リビング


洗面脱衣室

2階リビング




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