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→デザイン性にこだわった間取り
風除室(ふうじょしつ)とは、外気の流入や風の吹きつけを緩和する目的で建物の入口(玄関)前に設けられた文字とおり風を除ける部屋のこと。
玄関室を独立した室として外気が直接室内に出入りしないようにするのが目的である。マイナス20度を下回る寒冷地に建てた家のバリエーションプランの風除室を実例として示した。
外から玄関ドアを開けて中に入る。そのドアを閉めて外気を一旦遮断→内部ドアを開けてリビングなどに入る。出かけるときはその反対になる。ホテルの回転ドアも同じ目的である。
家に付随して別に作る小屋を風除室という場合もある。雪国では一般の家にもこのタイプの風除室をよく見かける。
玄関ドアを開けて家を出入りする時外気が直接家に入らず、暖気(夏は冷気)が外に逃げないようにするのが目的。風除室は寒冷地では特に必要。空調による冷暖房効果を低下させないための空間である。
風除室は、室内に直接外気をいれないという目的のほかに家の雰囲気や動線なども関係する。玄関ドアを開けると直接リビングやキッチンなどが見えないようにするという目的もある。
「かぜよけしつ」とも読まれるが、その場合は「 風除け室」と送り仮名にする。
写真右上:外部からみる風除室のある玄関。玄関の小屋根がつき独立した部屋となっている
写真右下: 玄関ドアを開けてみる内部。玄関からリビングとの間の扉が見える
風除室の構造は屋内へ続く扉と、屋外に出るための扉が設置され、一方の扉を開いたとしても他方の扉が閉じていれば風が直接流入しないようになっている。
屋外側の壁面および扉は、玄関室が暗くならないようにするのが目的でガラスが用いられていることが多い。。一般住宅の風除室は、住宅に張り出した形で本体構造と切り離して設置されることがあるが、公共施設のものも含めて、構造物の一部として風除室のスペースを設けることが多い。
強風によって開き戸の開閉に支障をきたす地域では、開き戸の玄関の前に引き戸の風除室を設けることも行われる。
玄関室が独立した部屋になるので、間仕切り壁やドアが増えた分当然コストは増える。風除室そのもののコストだけでなく、間取り全体に影響するので風除室の面積をプラスした以上に床面積が増える傾向があり、そのことも考慮に入れたい。
温暖地での別荘など玄関ドアを開けて直接リビングに入る、又は特に玄関ドアを設けずデッキから直接室内に入る家もある。
一階床面積 | 100.80u | 130.49坪 |
二階床面積 | 60.48u | 18.3坪 |
延床面積 | 161.28u | 48.79坪 |
吹き抜け | 24.48u | 7.41坪 |
ポーチ | 5.96u | 1.81坪 |
テラス | 11.526u | 3.48坪 |
バルコニー | 6.72u | 2.03坪 |
総面積 | 209.96u | 63.51坪 |
延べ床面積は49坪弱だが、複雑な形をしていて、しかも吹き抜けが大きい家なので数字以上の大きさを感じる。
基礎の延長、外壁の壁量や屋根面積などは、単純な形の家の1.25〜1.3倍ほど=約65坪位の家に相当する。
風除室・玄関の部分は独立していて、六角形の一部をなしている。
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