間取り集 D016 42.71坪 風除室のあるログハウスの 住宅
関連するサイト
風除室あるログハウスの家。
最初別荘として使い、将来改造して永住も可能にと計画しました。
- 構造的にはログの壁面を田の字型のバランスのとれた配置となっています。
- 玄関は風除室となっていて、小屋根がかかり外観上のポイントの一つともなってます。
- 一階に寝室があり、両親との同居も可能です
- 12.5帖の大きな吹き抜けの明るいプラン
- リビングからテラスへと出られます
- 屋根が大きくせり出し、一階テラス、二階バルコニーを覆っています
- このプラン見ながらログハウスの場合丸太組工法の制限について少し知っておきましょう。
1 ログハウスの風除室
- 建築規則と風除室
ログハウスにおいて風除室を考える場合、一寸面倒かもしれないが、丸太工法の耐力壁の制限をいうことを少し知っておく必要がある。
玄関を独立した部屋、風除室とするためには、この制限の中で間取を考える必要があるからだ。
- 風除室と丸太組み入工法
丸太組み工法では「耐力壁相互の距離(スパン)は6m以下で耐力壁で囲まれた部分の面積を30uいかにしなければならない」という制限があり、この制限の中で間取考えないといけない。
このログハウスの間取の例では玄関・風除室の両脇にログの壁があり、さらに交差する面もログ壁を設けて風除室としている。(一階平面図で丸太の壁の配置を見てほしい)
- 構造計算
この制限を超える場合は、許容応力度計算による安全性の確認が必要になる。要は構造計算で暗線であることが示せればスパン6m 面積30uと超えても大丈夫ということである。このログハウスの場合は丸太組み工法の制限をクリアしているので構造計算の必要はない。
◆図は丸太組工法技術基準解説及び設計・計算例より抜粋
2 図面
長方形の比較的シンプルなD型のマシーンカットのプランだが、そのまま他の工法にも応用出来る。交差しているコーナーを普通の壁に置き換えるとよい。
立面パース
- 玄関屋根をつけ、風除室として独立した部屋としている。
- マシンカット D型のログハウス
D型は外壁はログハウスらしさを出して丸く、、内面はフラットで間取しやすい。
- 一階テラス、二階バルコニーに屋根が掛かり、ゆったりした外観に
- 玄関両側に丸太の壁を突き出し、雨に濡れずに玄関に入れる
- チムニーBOXが外観に良くマッチしている
一階平面図
- 風除室の玄関: 登り天井の吹き抜けとなっている。
玄関ドアを入って玄関へ。風除室として独立していて、さらに内部扉を通してリビングへと入る。
リビングを通らず直接階段を上がり二階へ。
- リビング: 12.5帖
吹き抜けとなっていて二階のロフトと一体の空間。
吹き抜けを薪ストーブの煙突が通っている。
リビングからデッキへ
- デッキ:奥行2.4mx幅7.6m 12.5帖の広いデッキ
- キッチン+ダイニング :12.5帖
リビングとは一体の空間となっている。
ダイニングからもデッキに出られる
- 洗面脱衣室
- 浴室
ログハウスの場合はユニットバスになるが、他の工法ではタイル床や壁天井にシダーを貼るなどバリエーションが可能。
- 寝室:8.3帖
リビングなどを通らず直接トイレ、浴室に行ける
物入れの右半分は寝室側にありトイレとの間のスペースとなっている。
- 階段:
階段下のスペースを使用して収納を設けた
下の画像をクリックすると拡大図面を見られます
二階平面図
- ロフト:14.6帖 下はリビングの広い吹き抜け。手摺を通してリビングにいる家族と会話が出来る
- 洋室1・洋室2 : 各8.3帖。 間に収納を入れることも可能。
- バルコニー :奥行1.5mx幅7.6m 床面積6.9帖
下の画像をクリックすると拡大図面を見られます
3 . 建物規模
一階床面積 |
83.6u |
25.29坪 |
1坪=3.306u |
二階床面積 |
57.58u |
17.42坪 |
|
|
|
建築コストは延べ床面積に吹き抜けを足した数字をベースにします |
延床面積 |
141.18u |
42.71坪 |
|
|
|
|
ポーチ |
6.0u |
1.82坪 |
|
テラス |
18.24u |
5.52坪 |
|
バルコニー |
11.4u |
3.45坪 |
|
吹き抜け |
24.52u |
7.42坪 |
|
フロンティアワールドの家 ラインアップ
ハンドカットのログハウスからコンクリートのマンション、一般住宅まで。
フロンティアワールドの「家」のバリエーション