大きなドーマーのログハウス c134(30.2坪)
ログハウスは建築上丸太組工法のいろいろな制限をクリアしないと
ならない。特別な認可を得ていない場合、基本的にはログの壁を二階から上に立ち上げることは出来ない。
従って、二階の端は高さがゼロということになる。立って歩ける有効面積はその分少なくなるわけである。
それをカバーするのがドーマーである。
ドーマーには屋根の形によって、ピークトドーマーとシェッドドーマーに大きく二つに分けられる(ドーマーの形については別な機会に説明したい)
このプランでは大きなシェッドを設けている。
有効面積が増えるのはもちろんだが、ちょっと複雑で楽しい空間が出来るというデザイン的な効果もある。
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1.大きなドーマーのログハウス 図面
1-1 外観(立面パース)
■図の左側がシェッドドーマーである。45度勾配の本体の屋根に対して、ドーマー部分は3寸勾配(水平方 向10に対して垂直方向3)と緩くなっていて、ドーマーのある部分は立って歩くことが
出来る。
傾斜を利用してコンクリート部分に地下倉庫を設けている
- 工 法 : 丸太組工法(マシンカットログハウス )
- 樹 種 : レッドシダー(オプション=ダグラスファー)
- 外壁 :一階部分 ログの壁(コーナー部分で交差=インターロッキング)
:二階及び妻壁 塗り壁 (オプション=板張り)
- 屋根 :ガルバリウム鋼板 チムニーボックス
1-2 一階平面
各部屋の面積・内容
1坪=2帖=3.3u で計算
- 玄 関+リビング :17.3帖 。
玄関として特に分けずリビングと一体化している
コーナーに薪ストーブと置いた
- 台 所 :3.7帖 居間方向を向きながら台所仕事が出来るよう
対面式とした。朝食はここで済ませられるよう流しの前にカウンターを設けた。
- 洗面脱衣 :1.96帖
- 浴 室 :2.07帖
- トイレ :1.12帖
- 主寝室 7.53:帖 +収納1.36帖
- 階 段 :本体はマシンカットのログハウスであるが、階段や吹き抜けの手すりは丸太をハンドカットで 加工したもの
一階平面図
1-3 二階平面
各部屋の面積と特徴
■他の室に比べ有効面積が広くなるというドーマー屋根のメリットがわかる。
- 階 段 :
- ロフト :ドーマー屋根にしているので ロフトは10.5帖の広さ。勿論全て立って歩ける
- 寝 室 :6帖+収納1.36帖
- テラス :7..85帖
2.大きなドーマーのログハウス主な内部仕上と建物規模
2-1 主な内部仕上げ
- 内 壁 :レッドシダー張り
(オプシオン=塗り壁)
- 天 井 :レッドシダー板貼り
- 床 :パインフローリング (オプション=バーチ、オークなど)
- 扉 : 玄関扉 木製
- 内部扉 : 木製 無垢
- 窓 : 二重ガラス Loe
2-2 家の規模
一階床面積 |
60.45u |
18.3坪 |
二階床面積 |
39.23u |
11.9坪 |
A 延床面積 |
99.71u |
30.2坪 |
B 吹き抜け |
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デッキ面積 |
12.96u |
3.9坪 |
テラス面積 |
12.96u |
3.9坪 |
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総面積 |
u |
坪 |
面積単位 :1坪=2帖=3..3u
一般的な坪単価を算定方法
建築費÷(延床面積+吹き抜け面積)
例 一階15坪+二階10坪+吹き抜5坪=30坪
建設費2100万→ 坪単価=2100万÷30坪=70万/坪
一般的に坪単価に含まれない物
外部 :デッキ ベランダ チムニー ボックス
内部 :薪ストーブ カーテン 家具 照明器具
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