アイランドキッチン C091 34.64坪
C-091 (34.64坪)
アイランドキッチンとはキッチンの配置方法の一つ。
調理設備の一部をキッチンの中央に島(アイランド)のように配置することから アイランドキッチンと呼ばれる。 複数の人が料理する場合に、たいへん便利。
しかし充分なキッチンプランニングと使用機器の選択やしっかりとした設備計画がないと、作ったあとでこんなはずじゃなかったと後悔することにもなる。
アイランドキッチンはホストが調理者を兼ねたり家族・親戚が大勢集まって複数で調理自体を楽しんだりする場合のパーティなどにも向いてる。しかしそのような場面の頻度を考えて検討することが必要。
1. アイランドキッチンについて
1-1 アイランドキッチンとは
キッチンの中央に配置するイランドキッチンは家族が分担してキッチンでの仕事を楽しむのには有効な選択肢のひとつ。しかしデメリットも良く考えて選択しよう。・
- 仕事の分担と生活のリズム
しかし家族を構成するメンバーそれぞれ生活のリズムが違うわけだから、キッチン計画には誰がどんな調理をするのか、どのようなスタイルで食事をとるのか、時間や曜日による違いは・・・・などなどそれぞれの生活、特に食生活についてじっくり考えることが必要。
- キッチンは主婦の城
確かにキッチンは主婦の城と言われる。が、女性の就業率が上がってきたためや、また生活を楽しむ面からもご主人も含めて家族全員が台所での仕事を分担し、キッチンに出入りするケースが増えてきているのも事実。
- アイランドキッチンが導入
ヨーロッパからアイランドキッチンが導入され、その考え方が受け入れられたのも、その傾向とは無縁ではない。キッチンの生活の上に占める時間と重要性は大きい。しかし、キッチンだけで考えるのではなく将来的な変化も含めて、生活の状況と間取全体における位置、役割を考慮したい。アイランドキッチンもそのひとつの方法である
1-2 アイランドキッチン メリットとデメリット
メリット
- キッチンでの仕事を大勢で楽しめる。
コミュニケーションを深めるために、家族が囲んでキッチン作業を行うという習慣がねづいてきたことがその背景にある。
- ホームパーティ
家族の団欒だけでなく、お客様を招いてホームパーティなどをひらくのにもぴったりの空間が対面式アイランドキッチンで演出できる。
- コミュニケーション
キッチンを生活のベースにしたい、家族やお客様の顔を見ながら作業がしたいという方におすすめ。
デメリット
- スペース
調理台などを中央におくので広いスペースが必要になる
通常、アイランドキッチンは部屋の真ん中に出るため部屋自体に余裕がないと設置出来ない。
- 設備工事
アイランドキッチンに何を置くかにもよるが、施工する上では給排水管やガス管などの配置と、それぞれの勾配に注意する必要がある。
- コスト
上記に関係するが、一般的には建設コストがアップすることになる。
1-3 アイランドキッチンと配置の問題
- 各設備
アイランド部分を、コンロにするか、シンクにするか迷うところ。無難なのはシンクをアイランドにすること。コンロをアイランドにすると、レンジフードをアイランドの上部に配置しなければならない。 天井吊りとなり価格もアップする。シンクをアイランドにすると、床に水が飛び散り掃除するのが大変というイメージがあるが、それほど心配することはない。
- 調理作業の手順考えて
冷蔵庫→調理台→流し→調理台→ガスレンジ→配膳台という基本的な流れはキッチンのタイプに関わらず同じであるがアイランドキッチンの場合はその流れがやや複雑になる。それに炊飯器・電子レンジ・オーブン・食器洗浄機の配置と食品の収納スペースを考慮する。
-
ダイニングとのつながり
ダイニングからの視線も注意し匂いや煙り音の遮断のための工夫も必要になる。
1-4 キッチンの構成要素
アイランドキッチン単体で考えるのではなくキッチンを構成する要素をその周辺を含めて考えよう。
キッチンは以下の部分からなる
- 調理を行う場所
- 流し台(シンク、給水設備、排水設備)
- 加熱調理器(コンロ)
- 換気設備(換気扇)
- 作業台(ワークトップ)
- 6収納庫(キャビネット)と作業空間
周辺の要素として
- ダイニング、食堂部分
作る場である台所は、食べる場である食堂(ダイニングルーム)との関係が非常に重要になってくる。
- 勝手口
発生する生ごみなどを処理する場所
- 食品庫、パントリー
食器、食糧品など日常頻繁に使わない物を収納
2. アイランドキッチンのある間取 図面
2-1立面パース
- プラウ型(台形の突き出し)のしゃれた外観、開放感溢れる
- ロフトから吹き抜けの大きな窓を通して景観を楽しむ
- 工法・外壁
ツーバイフォー工法。外壁仕上げはシダーの横貼り(べベルサイディング)
棟木と母屋にハンドカットの丸太を使用。
チムニーボックスが外観デザイン上のポイントの一つ。
- 玄関扉: レッドシダー製 無垢
- 窓:ステンドグラス入り3層のガラス、二重ガラス Loe;
(実際のプランと違います、外観的なイメージを示すために載せています)
2-2 アイランドキッチンのある間取り 一階平面
- キッチン(台所):6.7帖 外壁に沿って左から冷蔵庫・食器棚・作業台(1100x450)
作業台のとなりには勝手口。
。
- 台所に隣接して食品庫を兼ねた3.3帖の納戸
- 玄関ポーチとテラスを連結 13.7帖のゆったりしたスペース
- リビングの全面(台形の部分点線)は吹き抜けの大きな空間になっている。薪ストーブの煙突が吹き抜けを通り、家中に暖気が回るようになっている。
- 和室:4.5帖 階段下のスペースを利用した押しれとした。
引き戸を開け放つと居間食堂と一体の開放的な空間になる。掃出し窓から広いデッキに出られる。
2-3アイランドキッチンの拡大
- 台所の面積:6.7帖
キッチンの幅は2100
- 北壁面に沿って左から
冷蔵庫・食器棚(幅1200x奥行き450)作業台(1100x450)
- アイランドキッチン
卵型の楽しい形。少人数の場合はここで食事が出来る。
アイランドキッチンのカウンターの下は収納できる棚になっている
朝食などの簡単な食事はカウンターで摂れる
- 土間→勝手口からポーチ→階段を下りて外へ
- 左の引き戸を開けると3.3帖の納戸。食品庫も兼ねる
2-4. アイランドキッチンのある間取り 二階
二階全体はスペースを確保し、住み始めたから間仕切りをして部屋に分ける予定。とりあえずロフトと納戸にしている。
- 階段
上ると開放感あふれる大きなロフト空間。手摺はハンドカットの丸太造り
- ロフト:17.9帖 登り天井
- 納戸:8.9帖 将来は間仕切りをして2寝室にする予定であらかじめクローゼットを設けている
- 吹き抜け:丸太製の手摺越しにリビングを見下ろす
2-5. アイランドキッチンのある間取り 規模と概要
一階床面積 |
65.16u |
19.71坪 |
二階床面積 |
49.35u |
14.93坪 |
|
|
|
延床面積 |
114.51u |
34.64坪 |
吹き抜け |
10.50u |
3.18坪 |
ポーチ |
6.48u |
1.96坪 |
バルコニー |
|
|
テラス |
16.02u |
4.85坪 |
|
|
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総面積 |
148.86u |
45.03坪 |
3. アイランドキッチン参考例
<h3>
3-1 アイランドキッチンの例 1
- アイランドキッチン実例1(写真右)
この例ではアイランドキッチンの用途は流しと配膳。キッチンの本体部分は調理台とコンロ
- アイランドキッチン実例2(写真下左)
調理他作業台のみ。大理石のカウアンタートップ。左右両方向に棚がついている。
- アイランドキッチン実例3(写真下右)
卵かたのアイランドキッチン。コンロが付いている。カウンター下にはキャスターのついた箱型の棚。
3-2 アイランドキッチン例 2
- 目的
調理他作業台。
- 天板
大理石のカウアンタートップ。
- 食器棚
カンターの下左右両方向に棚がついていてい
る。
3-3 アイランドキッチン例3
特注品のアイランドキッチン。卵型の優美な格好でこれ自身が意匠的な効果をもちつ装飾品となっている
- 用途
調理台 コンロ
- ダイニングテーブル
このアイランドキッチンは また食事をするためのダイニングテーブルを兼ねている
- 食器棚
カウンター下にはキャスターのついた移動型の棚が付いている。
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