C043 C043 (31.53坪) サンルームダイニングのある別荘
No C-043 (31.58坪)
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レッドシダー
施工例 犬と共生の家
洗濯ものがよく乾く、陽光を取り入れられるので快適、などの理由でサンルームに憧れる人が多いが、メリットだけでなくデメリットもよく考えたい。
六角形に突き出した、おしゃれなサンルーム。デザイン的な面白さも狙っている
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1. 間取りと図面
1-1 家のパース
傾斜地に建ち素晴らしい景観を望めるロケーション。デッキは一階の面積の1.5倍の広さ。
サンルーム ダイニングもそのデッキに突き出す形で間取りしている
- 工法と外壁
ツーバイフォー工法。外壁の厚さは厚く2X6を用いている
外壁の仕上げ材はシダーの縦貼り(チャネルサイディング)
- 屋根は切妻で。サンルーム ダイニングは六角形をし楽しい空間となっている。屋根の形もそれに合わせて六角形の面白い形となっている
- サンルーム ダイニングの壁
寒冷地(長野県。標高1650M)にあるので全面ガラスとはせず3方向に窓を設けた。
- 寝室から景色を楽しめるよう、二階部分はドーマーとしている。
1-2 一階平面図
- 玄関 帖
玄関土間(タイル貼り)に下駄箱とクローゼットを兼ねた収納
トイレを玄関に隣接させ、更に奥にはクローゼット。
- 居間&サンルームとダイニング:20.33帖。
サンルームはリビングの延長上にあり。六角形にしてアイル床にしてリビングと区別する ようにしている。
- キッチン:5.3帖。
床はタイル。食器棚、家具はシダー製の特注品
システムキッチンは長さ2700mm。
- デッキ:約30帖の広いデッキ。
コの字形に家をめぐらせ、
段差のある2段になっている。
庭に下りる階段が付いている。
- 階段:オープン。でハンドカットの丸太つくり。丸太の階段はオープンになっていて、サンルーム ダイニ ングから見えるよう間取した
下の画像をクリックすると拡大図面を見られます
1-3 二階平面図
- ロフト 8帖
丸太の手摺があり吹き抜けを通してリビングとサンルーム ダイニングを見下ろせる
景観を楽しめるようドーマーを設けた
- ベッドルーム
8帖
2ベッド。1820mmのクローゼットが二か所。部屋の幅全体に大きなドーマーがあり登り天井の複雑で落ち着く楽しい寝室となっている
下の画像をクリックすると拡大図面を見られます
1-4 大きさ と概要
建物概要
- 工法 :ツーバイシックス(枠組み壁工法)
と丸太の組みわせ
- 丸太 :丸太を使用した部分
棟木。玄関屋根を支える柱と桁。吹き抜けの梁。階段。手摺などなど
- 外壁 :レッドシダーサイディング(縦貼 横貼)
- 扉 : 玄関扉 レッドシダー製 無垢
ステンドグラス入り3層のガラス
- 内部扉 レッドシダー製 無垢
- 窓 :二重ガラス Loe
建物の大きさ
一階床面積 |
68.04u |
20.58坪 |
二階床面積 |
36.18u |
10.94坪 |
|
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延床面積 |
104.22u |
31.53坪 |
吹き抜け |
17.01u |
5.15坪 |
ポーチ |
3.06u |
0.93坪 |
バルコニー |
|
|
テラス |
90.72u |
27.44坪 |
2. サンルーム ダイニングについて
2-1サンルーム ダイニングとは
- 住宅におけるサンルームとは、屋根や壁などの全てまたは一部をガラス張りにした部屋のこと。このサンルームをダイニングとして使うことのメリットは大きい。
- 積極的に陽光を取り入れる、外の景色を楽しめるなどのメリットもあるが、作り方によっては掃除が大変などのデメリットのある部屋なので、両方の要素を十分に理解したい。
- 同じジャンルの言葉としてコンサバトリーというのがある。コンサバトリーは英国発祥の言葉で日本では観葉植物を置くなど、どちらかというとおしゃれな感じのサンルームをいう事が多い。
2-2 メリットとデメリット
メリット
- デザインによってはオシャレな外観にすることができる
- 陽光を取り入れやすい
デメリット
- 夏は暑く冬は寒くなりがち
これは作り方にもよる。断熱性をしっかり確保することで避けられる。
- 埃がたまりやすく掃除が大変
- ガラス張りの場合は汚れが目立ちやすい
- 物を置いていると日焼けしやすい。置く場所を考えるとよい
2-3 設置場所
- サンルームはリビングなどに隣接させて設けられることが多い。
- 洗濯物を乾かすのが主たる目的の場合の、台所に隣接させることもある
- この例ではダイニングを兼ねサンルームのダイニングとしている。
- サンルームはほこりもたまりやすく掃除が大変ということも考慮して位置を考えたい
- 間取り的に余裕が必要。無理やり作るとデメリットの部分が大きくなる
- サンルーム建築規則の問題
ベランダやデッキと違いサンルームは延べ床面積・建築面積に組み込まれる。敷地に余裕がない場合他の部屋が犠牲になる場合もある。
◆写真上:内部から見たサンルーム ダイニング。床はタイルを敷いている。三方向に窓
◆写真下:外から見たサンルーム ダイニング。デザイン上のポイントのひとつにもなっている。
3 施工の様子
ツーバイフォーの躯体が組み上がった状態のサンルーム ダイニング。まず六角形の壁が立ち上がり
→ここから屋根をかけ、壁を仕上げで行く。さらに窓を入れるとサンルーム らしくなっていく。寒冷地なので全面ガラスとはぜず、3方向に大き目の窓を設けた。
傾斜地ではあるが広いデッキがあるので工事は楽だった。
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