間取り集　Ｃ036　(32.14坪)　縁側と間取

　昔の和風住宅にはこの縁側なるものがどこにでもあったものだが、最近の家ではあまり見られなくなった。
機能重視の昨今では存在意義が失われているのかもしれない。
　この家もどちらかというと洋風な建物の範疇に入るかもしれない。
しかし、家の一角だけでも和風にしたい、どこかに
「縁側」が欲しいというオーナーの希望で設けることにした。
寒暖な土地に建てられているためこの間取りの例では結局壁に囲まれた形になり、純粋な意味では縁側
といえないかもしれない。
　が、畳の部屋に押し入れ、仏壇もここに置き居間からこの部屋に入ると全体の雰囲気とは
ちょっと変わって和風の雰囲気を味わえる。

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1.縁側と間取り図面

　■図の掃き出し窓の内側に縁側がある。ここを開けると陽光が差込み縁側の気分が味わえる　　
　■棟木とデッキを支える丸太の柱と手すりがこの家の外観を特徴づけている。
　■雨が吹き込んでも濡れないように玄関の壁が1ｍ20ｃｍ引っ込んでいる。家の表情に陰影を与えるデザイ　　ン的な効果もある。

構　法　　：枠組壁構法（ツーバイフォー構法）　+ログ　　　　　　　
　　　　　　　ログ部分＝棟木・ベランダバルコニーを支える柱と手すり　　　　　　　　　　　　　　　　
外壁　　：一階部分　　シダーサイディング（横貼り　縦貼り）
　　　　　：二階部分　　シダーサイディング（横貼り　縦貼り）
屋根　　：　屋根勾配＝　5/10　（水平方向10に対して垂直方向5）
　　　　　　　屋根仕上げ材＝ガルバリウム鋼板　+煙突う

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　■和室の上と納戸・洗面・浴室の上の空間は殺している（デッドスペース）。ここに収納をもってくることも可能　　　だ。屋根勾配を急にしたりドーマーを取り付けるとかなりのスペースの部屋となる立面パースと照らし合わ　　　せると理解しやすい。

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　■吹き抜けをなくし二階のデッドスペースを使えるようにすると43坪の家になる。
　■玄関の凹んだ部分は一階の床面積にはっカウントされないがのその上は床にカウントされる。

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