古民家A
古民家@
古民家 A
快適さを求め効率を追求してきた過程で、
「匠の技」は
残念ながら
むしろ退化して
きているのではないだろうか
日本の伝統を受け継いできた在来軸組み工法は
現実には金物を使用し、部材の大半は工場で
プレカットされている。
大工さんが、コツコツと術を磨いても、それを
発揮する場は失われてきている。
、
古民家をもうひとつ紹介し、
日本の木造住宅は 「何が進歩し」「何を失ってきた」
のかを考えるヒントになればと思う
1 古民家A 全景
家の来歴
江戸時代 18世紀前半の建物と推定されており、建築当初の間取りは桁行6.5間 梁行3間の広間型三間取型だった (約19.5坪)
昭和56年に解体→移築し復元したもの
古民家Aの構造
寄棟造りで内部構造は柱と桁や梁で組み立てられた軸組に
上部を三角形に組んだ扠首(さす)で構成されている
1間あるいは2.5間二つ割ごとに柱が立ち、その上に桁行・梁行方向に
梁材が格子状に
組まれている、古い構法で建てられている。
茅葺屋根を茅葺銅版屋根とした以外は
出来るだけ原型に忠実に復元した ★多摩市教育委員会 パンフレットより
2 古民家A 間取り図
土間:この古民家は土間にはカマド
座敷:
なんど;
おく :
3.古民家A 立面図
4.古民家A 外部
壁は泥にわらを混ぜている
拡大するとわら
使用した水は排出される
建物の周囲と要所に石を敷き詰め
基礎としている
5.古民家A 内部
台所
中心にかまどが見える 床は土(土間) →
イロリ
明り、暖房、煮炊きを兼ねる。
鍋釜などを吊るす自在鈎の止め木に魚などの
細工がある。
魚を使うのは水に属するので、
火を防ぐという信仰からと考えられる
広間 イロリが暖かな雰囲気をもたらしている
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