ツーバイフォー工法

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ツーバイフォー工法 320




1 ツーバイフォー工法・正式には枠組壁工法という。
  、北米で開発され普及した建築工法。
 床、壁、天井が初めから面として造られ、面と面を組み合 わせて六面体を組み立てていく

2  ツーバイフォー即ち 2インチ×4インチの木材を単位とし て使うため、こう呼ばれる。

※建築基準法上は枠組み壁工法だが、一般的にはツーバイフォー工法のほうが分かりやすいのでここでは
ツーバイフォー工法を使う


1.ツーバイフォー工法とは

ツーバイフォー工法の材料

1 ツーバイフォーとは規格化された材の総称 である

ツーバイフォー(2x4)とは規格化された材の総称

2=ツー   x(掛ける)=バイ    4=フォー

カナダ・アメリカの材木は大量生産に向くように全て規格化されていて、ツーバイフォー(2x4)
(厚さ2インチx幅4インチ、の材を基準にその倍数で表記されることから一般的に2x4工法と呼ばれる。

2x4    厚さ2インチx  巾4インチ 
2x6    厚さ2インチx  巾6インチ 
2x8    厚さ2インチx  巾8インチ   という風にである
 DIYショッップにいくと ツーバイフォー材として 並べられているので見るとよい 

(注)仕上げ後の実際の寸法は 1 1/2インチx 3 3/4インチ=38mmx89mmとなる)

ツーバイフォー工法の導入

  ツーバイフォーの工法壁面は 間柱を一定間隔(406mm)に並べ、それに構造用合板を貼りつけ面を構成していく 。 即ち、 間柱を構造用合板で挟み パネルとし、そのパネルを組み合わせて 立体(家)としたものがツーバイフ ォー工法の家である。

北米では木造住宅の90パーセント以上
   カナダ、アメリカ木造建築の伝統的な建て方
  現在ではアメリカ及びカナダの木造住宅の90パーセント以上がツーバイフォー工法で建てられているとい  われる。  昭和49年在来軸組み工法と同様な一般的な工法として認められた以来普及してきた
  現在ではいわゆる「輸入住宅」の多くはこの工法に入る。

 

 

2.ツーバイフォー工法とツーバイシックス工法


ツーバイフォー工法とツーバイシックス工法の違い は壁に用いる材料のサイズの違いであ
    (したがって断熱材も違い断熱効果も違ってくる)
通称はツーバイフォー工法だが 壁を構成する間柱にツーバイフォー(2x4=厚さ89mm)を使用する場合ツーバイフォー工法(2x4工法) ツーバイシックス( 2x6=厚さ140mm)を使用する場合ツーバイシックス工法(2x6工法)である。
 ツーバイフォー構法は耐震性、断熱性に優れた構法だが、ツーバイシックス工法ではツーバイフォーに工法に比べ壁の厚さが1.57倍になり、充填される断熱材も同じく 1.5倍ほどになり。 その分構造的に強く断熱性に優れといえる。
  都心部ではあまり感じないが、気温のひくい 別荘地などでは、断熱性の違いは驚くほどである。

ツーバイフォー工法 現場組とパネル組

ツーバイフォー工法 組み方の二つの方法
ツーバイフォー住宅 壁のパネルを組む
ツーバイシックス パネル
 



建設現場でパネルを組み立てるのに、大きく分けて二つの方法がある

1 工場でパネル化して、クレーンを使って素早く立ち上げる方  法、
2  材料を持ち込み建設現場で間柱、合板を組み立てて  いく方法

一長一短だが、クレーンが入らない住宅地などでは現場で
 
組まざるを得ないケースもある。
勿論工場でパネル化したほうが工期が大幅に短縮できる。
最終的な形は同じである

2.ツーバイフォー工法の長所

優れた断熱性
ツーバイフォー工法の第一の特徴は断熱性に優れていることである
面構造によって高い気密性や断熱性も確保され、快適な住まいが実現出来る
    

構造的に強い

ツーバイフォー工法の第二の特徴は構造的な強さである
マッチ箱を頭に思い浮かべみよう
ツーバイフォー工法は6面相互の緊結により家を形づくる、構造耐力に優れた枠材と面材とが一体となった『面』で支える構造である。
地震や台風などの力を建物全体で受け止め、荷重を全体に分散してしまうので、外力に対して非常な強さを発揮する。
  さらに面構造によって高い気密性や断熱性も確保され、快適な住まいが実現出来る


   木造軸組と比較して頑丈で耐震性、気密性、断熱性に優れている。神戸大地震において軸組み工法が多く倒壊したのに対して、多くは倒れずに残ったことで改めて耐震性に優れている ことを証明した     

阪神・淡路大震災にも耐えたツーバイフォー住宅

耐火性に優れているツーバイフォー構法


○木は火に弱いと考えられがちだが、実は、木の家は、耐火性にも優れている。

  ある程度の太さや厚さがある(断面が大きい)木材は、燃えると表層部が炭化して、火の進行がストップ。
中心部は燃え残って強度を保つ。
      

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