間取集　　D-023　（43.31坪）　パントリー

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1　パントリーについて

1-1パントリーとは

もとはホテルなどで食器やテーブルリネンなどを保管したり配ぜんを行う場所のこと。住宅では、キッチンに隣接して設ける納戸のような収納スペースをパントリーという。日常使う頻度の少ない調理道具や什器類、食品や飲料のストックをしまうのに利用される。

1-2パントリーの配置と動線

台所仕事と深く関係していることを考えるとパントリーはキッチンと隣接していることが望ましい。隣接しないまでも出来るだけ近いほうがいい。

1-3 パントリーの入口

パントリーの入口を二つに分けると無駄なスペースが生ずるというデメリットもあるが、パントリーを通って回れる回遊性のある間取りが可能になるというメリットもある。回遊性のある間取りは移動距離が短く、無駄なスペースをカットできる。またお客様のある場合リビングを通らず他の部屋に行くことも可能になる。

1-4　他の部屋との兼用

キッチンとの位置関係は重要だが間取に余裕がない場合他の部屋との兼用も考えたい。
例えば玄関収納とパントリーをつなげるなど。その場合は収納する物の種類に応じて分類するようにしたい

1-5 パントリーと棚

スペースを有効に利用すると同時にコの字型やL字型の棚にするなどで全体が一目で分かるようにしたい。
棚のサイズは置くことが想定される物のサイズをはかり奥行と高さを決めると良い。棚は可動式にする。

写真はコの字型に配置した例。

◆写真右：　台所に隣接したパントリーの例　（施工例26）

2　　図面

2-1パース

• 工法と外壁
  　ツーバイフォー工法。一階はシダーの横張り、二階と妻壁は塗り壁。母屋棟木にハンドカットの
  ログを配した
• 二階の寝室からバルコニーへ
• 煙突をチムニーボックスで覆った。上には角トップ

　2-2　一階平面図

プランのポイント

「細かく間仕切らず、全体に広々した開放的な空間になるよう」というながプランの狙い
三角形に突き出居間と全面のガラス面が景観を楽しめる開放的な感じを醸している・。

パントリーとキッチン

• パントリーの広さ：　床面積　2.2帖　（ この図面では右、中ほどがパントリー）
• 配置： 廊下を挟んでキッチンの対面に配置
• 勝手口：パントリーにある勝手口から外にごみを出せる
  外階段を上って家に直接はいれる
• 棚の配置形　：勝手口があるためL型の棚になった。

その他の部屋

• 台所　4.4　帖
• 料理や食器の受け渡しがカウンターー越に出来る
  カウンターの向うにダイニング
• 玄関　3.4　帖　クローゼットつき
• 居間　16帖+食堂4.1帖＝合計20.1帖
  　　　　　吹き抜けのある開放的な空間
  　　　　　薪ストーブ　
  　　　　　リビングの掃出し窓を開けてベランダに出られる　
• 和室　6帖　
  　　　　　戸を開け放すと居間、食堂と一体化した空間に
  　　　　　引き戸を占めると寝室としてのプライバシーが保てる
• 階段下の空間を物入れとして利用した
• トイレ、洗面、浴室を北西角に集中
  
  

　2-3　二階平面図

間取上のポイント

• 階段を上ると広いロフトとに。
• ロフトには台形の吹き抜けがあり、薪ストーブの煙突が通る
  手摺越に下のリビングとのコミュニケションがとれる
• 登り天井のロフト。
• 広いロフトを挟んで寝室と子供部屋を分けた
• ロフトの左はキャットウォークの雰囲気。バルコニーに出られる

二階の部屋と面積　　　　　

• 扉を開けてバルコニーに
• 寝室　8　帖　に　5.9帖のウオークインクローゼット
• 子供部屋1　4.8　帖　に収納つき
• 子供部屋2　438　帖　に収納つき

3　床面積

一階床面積	75.96�u	22.98坪	1坪＝3.306�u
二階床面積	67.23�u	20.34坪
延床面積	143.19�u	43.31坪	建築コストは延べ床面積に吹き抜けを足した数字をベースにします
吹き抜け	8.73�u	2.64坪
延床面積+吹抜	151.92�u	50.95坪
ポーチ	2.88�u	0.87坪
バルコニー	4.32�u	1.31坪
テラス	14.04�u	4.25坪
勝手口	1.35�u	0.41坪