ウエスタンレッドシダー
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ウエスタンレッドシダーの説明（ＣＯＦＩ）
カナダの公的機関であるＣＯＦＩ がウエスタンレッドシダーについてホームペイジ上で掲載していますので抜粋・編集して紹介します。
ＣＯＦＩ ついて一番下を
1.人気の高い“理想の木”ウエスタンレッドシダー
ブリティッシュ・コロンビア州の森林蓄積の約20％を占めるウェスタンレッドシダーのなかでも特に良材とされているのが、雨が多く気温が安定した、太平洋沿岸部に生育する。
じっくり年輪を重ねながら生長を続ける。
根元を広げた威厳あふれる巨木に育つ。
成熟した木はまれに高さ60m、幹の直径2m以上にも達するものもあり、茶褐色をした繊維状の樹皮に覆われている。
ウェスタンレッドシダーからは、新鮮な独特の香気があたり一面に漂い、さらに神秘的にしている。
かつてカナダの先住民たちは、この木から家やカヌー、薬、衣服など生活用具のすべてをまかない、「生命の木」と呼んでいた
2 多彩な木 ウエスタンレッドシダー
屋根材に使用されるウエスタンレッドシダー
屋根にシダーシングル、外壁にシダーサイディングを使用。ウェスタンレッドシダーが耐久性・耐候性に優れていることを利用した独特の使用例。
湿気に強く、耐久・耐候性にも優れていることから、明治の頃から親しまれてきた。
近代的な建物はもちろん、寺社建築やサンデッキ、外装材としても使われている。
独特の清々しい薫り、自然の温もりが感じられる美しい暖色系の色調から、内装パネル材としても人気を集めている。
3.ウエスタンレッドシダーの優れた点
建築用木材に要求される「扱いやすい、耐久性がよい、狂わない」という基本条件を満たし、まさに“理想の木材”と賞賛される。
森の住人、カナダの先住民たちが生活用具のすべてをこの木からつくりだし、またトーテムポールをこのウエスタンレッドシダー彫ったのは有名
4.ウエスタンレッドシダーの外観と特性
■ウエスタンレッドシダーの外観
辺材は淡黄色で、芯材は黄色から赤味がかったピンク、茶、褐色などの暖色系だが、この色調は部位によって変化する
木目はまっすぐ通り均一。木肌は比較的低密度で比重が小さく、ヤニなどはまったない。
カンナ加工により、ツヤのある滑らかな仕上がり感が得られる。
■ウエスタンレッドシダーの特性
収縮率が非常に小さいため、加工後の狂いや割れがない。
重量が軽くやわらかな風合い。
極めて細孔性の構造をもつため、優れた断熱性、吸音性を発揮する。
木質に含まれる殺菌力のある抽出成分の働きにより、特に耐久・耐候性に優れる。、
さらに害虫や微生物の繁殖を防ぐ効果もある。
■レッドシダーのページ
カナダ林産業審議会（COFI : Council of Forest Industries Canada）は、カナダのブリティッシュ・コロンビア（British Columbia）州とアルバータ（Alberta）両州で、州政府から州有林の経営権（Forest Tenure）を与えられている一次林産企業（Primary Forest Industries）によって組織されている非営利団体の連合組織で、両州内で生産される林産物の品質管理や国内または海外市場にたいする普及・啓蒙活動を行っている組織です。
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