田園調布 住宅街001

　

1.田園調布の歴史　

　　　　　　

東急東横線田園都市駅

　　　　　　
■田園調布は住宅街としての歴史は古く、およそ90年ほど昔の1920年代、イギリス発祥の開発手法「田園都市構想」を元に、当時の財界の大物・渋沢栄一によって計画され、1922年より分譲が開始された。

■当初は中流サラリーマンを対象とした住宅街だったが、関東大震災後から富裕層が次々に移り住むようになり、また昭和50年代に東京周辺の地価が一気に高騰したこともあり、今日のような日本屈指の高級住宅街へと成長。

2.田園調布の構成と規制

　　　　　　 　　　　　　
　駅と噴水を中心に放射状に伸びる美しく広がる並木道が田園調布の特徴。パリの凱旋門のエトワール式道路周辺を参考にしたといわれる。

「住宅と庭園の街づくり」を理想としただけあり、整備されたイチョウ並木をはじめ、街並みが美しい。





一部地区では、町会が独自に制定した「田園調布憲章」や地区計画によって、敷地面積の最低限度や建物の高さなどが厳しく規制され、多くのクリアすべき
項目がある。
これによって乱開発が防止されている

■家を新築する際の地盤の高さ
■建物の高さ
■塀は設けず生垣とすること・・などなど

3.田園調布 の地形

　　　　　　 　　
多摩川の流れが作り上げた崖が伸びる「国分寺崖線」。その終点がはここ田園調布付近となっている。他の地域と同様、田園調布の崖線周辺には緑のスポットが充実している。

また崖の上にあるため、河川部分との高低差がかなりあり、展望台からの眺めは抜群。
多摩川に面した高台と崖から構成される「多摩川台公園」には、武蔵野の名残である自然林が豊かに残っている。園内には広場やあじさい園とともに、6世紀から7世紀に作られたといわれる「多摩川古墳群」がある。

4.田園調布の自然と環境

　　　　　　 「田園調布せせらぎ公園」
元々「多摩川園」という遊園地があった場所に、平成20年4月にオープンした公園。崖線の起伏を取り込んだ美しい公園として地元住民に親しまれてる。









田園調布せせらぎ公園をはじめ、崖下には湧き水スポットが点在しており、湧水を集めた「六郷用水」は鯉が泳ぐ美しいせせらぎとなっている。
用水周辺は散策路として整備されており、湧水スポット3箇所が「東京の名湧水57選」に指定されている

5.田園調布のロケーション

　　　　　　
東急東横線田園調布駅

グーグルマップ

グーグルマップを利用しています。右上に　地図・写真・地形・Earth と表示があります
■地図　　：最初の状態です。地図が表示されます
■写真　　：航空写真
■地形　　：立体的に色わけされて表示されます
■Ｅａｒｔｈ　：人工衛星からの写真です
それぞれ拡大縮小、位置の変更が自由にできます。
→↑↓←　+（プラス）と-（マイナス）などのボタンを利用して下さい
大きな地図で見る 　　　　　　

6.田園調布に立ち並ぶ邸宅