
2ヶ月の緑化フェア開催期間の前半の1ヶ月間、このティンバー・ショーが催された。
台風で開催不能となった3日間を除き毎日4回、合計100回以上やったことになる。
観客数は延べ15万人に達し緑化フェア事務局としては十分な成果であり、感謝してもらえた。
開催直前の準備と、開催してから軌道に乗るのを見届けるまでの延べ5日間という短い間だけだったが、
密度の濃い触れ合いだった。
すっかり親しくなった。
私自身が学生時代ハンマー投げに熱中していた経験を持つ大のスポーツ好きで、
その上今はログハウス作りを仕事としている。直接ログハウス作りに携わっていなくても、ロガーの末裔である彼らは日常的にチェーンソーを使う。(ショーの合間にもアトラクションとしてチェーンソーを器用に操って丸太に彫刻をして見せてくれた。
ログビルダーとロガースポーツマンはいわば兄弟のようなもの、最初から通い合うものがあったのであろう。
ロガースポーツを始めたきっかけやトレーニング方法等、興味深い話をいろいろ聞くことが出来たのも
収穫である。
他のあらゆるスポーツと同じように、一流になるためには長年のたゆまぬ努力が必要である。
そして何よりもロガースポーツを愛し心から楽しんでいることを、生き生きと演じる彼らの姿から感じ取った。
写真:
木のぼりに挑戦する著者。
マイクが装備の付け方を教えてくれた
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デニーの手紙の中にそのログハウスの写真と一緒に面白い写真が同封されていた。
巨大なレッドシダーの写真である。バンクーバー島の南端スークにある彼の住まいから車で1時間くらいの所にあるという。彼の説明によると、胸の高さで周囲21m、高さはおよそ63m、推定樹齢3000年とあった。
以前バンクーバーの古本やで買ったロガーの本(「old days of logging」)の中で紹介されていた
とてつもない巨大な丸太を思い出し比べてみた。
「ん・・フェイクってどんな意味だっけ?」と辞書をひくと「にせもの、ペテン師」とある。
読み進んでようやく理解できた。
この写真をめぐってはいまだに真偽論争が繰り返されているが、一応“だまし絵”であるとの
結論が出ているのだという。
ロガー達はスーパーインポーズされているらしい。
バンクーバー島のロガー達が、ライバルであるアメリカのロガー達にいたずらを仕掛けたのだ。
「どうだB・C州にはこんな凄いのがある、どんなもんだい」という訳である。
アメリカのロガー達はさぞ悔しがっただろうがやがて冗談だと分かり大笑いしたに違いない。
それにしても何ともおおらかでユーモラスな騙しではないか。
デニーから送られてきた巨木は周囲21m、仮に断面が正円と仮定すると直径は6.7m、
かなりこの木に近いことになる。
断るまでもないがこれはフェイクではない。
手紙の最後の方で「カナダに遊びに来る機会があったら案内するよ」とあったが、いまだに実現していない。 いつかはこの巨木を見てみたいものだと思っているが、さてそれはいつの事になるやら。