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薪と薪小屋を作る
1薪になる樹種
- 薪には広葉樹が向いているが針葉樹も使い方次第
ストーブに利用する木はどの樹種でも可能だが、基本的にはナラやブナなどの広葉樹が向いている。
薪にむく理由は
1ヤニを含まない 2比重が大きく火持ちが良く熱量も高い点である
- 針葉樹は着火性はいいものの火持ちが悪く、すぐに燃え尽きてしまう.。
またタールが煙突をよごしたり、一気に温度が上昇し火室を痛めやすいなどの欠点がある。
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◆写真上:別荘地で伐採した木を
薪用利用
ヤニは煙道火災の原因にもなるので十分な注意が必要。
- しかしこれらの欠点を承知していれば針葉樹は何と言っても手に入りやすくコストも安くてすむ。間伐材などは特に手に入りやすい。きちんと燃やすことでタールの発生はある程度減らせる。タールは煙道火事の原因にもなるので煙突をこまめに掃除する必要がある。
- 薪の例
1コナラ クヌギ=どんぐりの木の代表格。燃料店ではこのふたつが良く売られている。、
2サクラ=燃やしたときに独特の香があり、スモークチップにも使われる。
3カシ
4ケヤキ
5クリ
6リンゴ、
ヒノキ、スギ カラマツ。他の針葉樹
- 薪以外は燃やさないこと
ビニールや紙を燃やすのは避けたい。ストーブを痛めてしまうし、有害ガスがでたり燃えかすが煙突から飛散してしまうこともある。木材でも合板など接着剤が含まれているものはやめておこう。
- 薪の乾燥期間
少なくとも7〜8か月ほど乾燥期間を置きたい。水分量の少ない冬に割って1〜2年乾燥させる。
2薪の調達
- 薪の入手方法
薪をどこで入手するか 燃料店で扱っているし薪を扱っているDIYショップでも増えてきた。森林組合や製材所チップ工場などでも購入可能だが町中では困難。身近にあって穴場なのが植木屋。 家を建てる敷地に伐採の必要な広葉樹がはえていればしめたもの。場合によっては何シーズン分かの薪が手に入る。 おまけに木を処分する費用と手間がなくる。1.5M〜2Mの長さに切ってもらって積んでおいてもらう。
3薪作りの流れと薪小屋
- 薪作りの仕事
1木を倒す→2森から運ぶ→3適当な長さにカットする→4乾燥した木をアックスなどで割って薪にする→5出来た薪を薪小屋に積み乾燥させる→小屋から薪ストーブに運んで使用する。
ザット書いてみるとこんな流れれになるだろうか。この流れのどこから自分が出来るか。1の木を倒すところからやるのは難しいだろうが、せめて4の薪割くらいからは自分たちでやりたいものだ。
薪小屋
乾燥させながら保管も出来る薪小屋をつくるのがベスト。雨や雪、地面の湿気から薪を守れるところ屋根または上部の覆いは必要だ 早く乾燥させるためにも風通しと日当たりのいい場所に設置しよう。
小屋を作る場所が確保できないときは軒下やデッキの下など保管できそうな場所を探す。その際薪を家の壁と接触させない、地面に直接置かない、井桁に組み風通しを良くする、といった注意が必要。
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