薪ストーブの設置と間取｜建築ののフロンティアワールド

薪ストーブの設置場所

　「薪ストーブをどこに設置したらよいか」。間取を考える上でのポイントになり、また悩むところである。設置する位置によって、雰囲気も暖房効率も違ってくる。

　家族が周りに集まりやすく落ち着く場所に置きたい。熱効率だけ考えると家の中心に置くのがよさそうだが、間取りに余裕がないと出来ない。家の隅、角に置くと座りはいいが効率は悪そう。収まり、暖房熱効率と循環、動線・・もろもろ考えて位置を決めよう。

　　　薪ストーブの設置場所にはいくつかのパターンがある。

リビングの中心に設置する
薪ストーブを中心に回り360度ぐるりと座れる。薪ストーブの放射熱も
一番効率よく利用でき暖房効率もいいい。薪ストーブの効果を最大限に利用できるがある程度以上の広さがないと設置が難しい。
壁面に沿って設置する
壁面に沿って設置。薪ストーブの前面の180度人が座れる。
家のコーナーに置く
リビングなどの部屋のコーナーに設置する。
熱の放射は90度。熱効率は一番悪く、薪ストーブを囲んで座れるのも
1/4となるが部屋の中での納まりはいい。

◆この写真の例では階段吹き抜けの壁を利用して薪ストーブを置いている。
ストーブを置く炉台と壁面は煉瓦。煙突は階段吹き抜けを利用して二階から天井へと続いている。